内容説明
民間の暦的慣行や民間信仰、伝承、儀礼、祝祭、遊戯がいかに当時の言語習慣や表象行為の土壌となったのか、シェイクスピアをはじめ多くの劇作家や著述家、思想家の作品を通して分析する。
目次
第1部(エリザベス朝の祝祭;エリザベス朝の祝祭に見る民間信仰;シェイクスピアの時代の祝祭と社会;暦;暦的祝祭の周期;暦に基づかない祝祭)
第2部(文学分析の文化人類学的・歴史学的展望;祝祭性と劇構造:方法論上の問題;シェイクスピア劇の祝祭と時間;シェイクスピア劇の祝祭と社会;シェイクスピア劇における祝祭とそのイメージ;『オセロ』と祝祭伝統)
著者等紹介
ラロック,フランソワ[ラロック,フランソワ][Laroque,Francois]
パリ第3大学(新ソルボンタ大学)英文学教授。専門分野はシェイクスピアおよび英国ルネサンス演劇
中村友紀[ナカムラユキ]
東京電機大学講師。1998年関西学院大学大学院博士後期課程単位取得退学。専攻:イギリス近代初期演劇および文化史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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