移民・難民・外国人労働者と多文化共生―日本とドイツ/歴史と現状

移民・難民・外国人労働者と多文化共生―日本とドイツ/歴史と現状

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  • サイズ A5判/ページ数 233p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784903426235
  • NDC分類 334.434
  • Cコード C1036

出版社内容情報

現在、日本にも移民・難民・外国人労働者が数多く暮らしている。彼らと共生する社会をつくる努力も積み上げられてきた。しかし最近の経済不況のなかで、その体制の脆弱さが暴露されてしまった。その原因は移民政策の長い歴史に求められるであろう。「移民受入れ国」に転換したドイツとの国際比較を通して、両国における共生の試みの歴史と現在を描き出す。


はじめに(増谷英樹)
 序章 移民・難民・外国人労働者とその受入れ(増谷英樹)
第Ⅰ部 移民・難民・外国人労働者の歴史的経験
 一 戦後ドイツにおける移民・難民・外国人労働者と統合政策(ディートリッヒ トレンハルト)
 二 在日朝鮮人の歴史的形成・展開と日本の社会意識(杉原 達)                 
 補論 第二次世界大戦以前ドイツの外国人労働者と強制労働(増谷英樹)
 コラム1 用語解説(村田 晃)
第Ⅱ部 多文化共生の現状と意識
 一 旧東ドイツ諸州における移民と統合政策(カーリン ヴァイス)
 二 在日(日系)ブラジル人の現在の動向と意識(アンジェロ イシ)
 三 草加市からの報告(青柳伊佐雄・簗瀬裕美子)
 コラム2 獨協大学の地域協力活動から(雨宮昭一)
 四 教科書の中の移民・難民・外国人労働者」(黒田多美子)
 五 多文化共生社会における「くに」と言葉(岡村圭子)
 補論 ドイツ移民政策の転換における「専門官」の役割について(前田直子)

内容説明

現在、日本にも移民・難民・外国人労働者が数多く暮らしている。彼らと共生する社会をつくる努力も積み上げられてきた。しかし最近の経済不況のなかで、その体制の脆弱さが暴露されてしまった。その原因は移民政策の長い歴史に求められるであろう。「移民受入れ国」に転換したドイツとの国際比較を通して、両国における共生の試みの歴史と現在を描き出す。

目次

日本とドイツにおける移民・難民・外国人労働者とその受入れ―比較のあり方
第1部 移民・難民・外国人労働者の歴史的経験(戦後ドイツにおける移民・難民・外国人労働者と統合政策;在日朝鮮人の歴史的形成・展開と日本の社会意識―大阪の場から考える;第二次世界大戦以前ドイツの外国人労働者と強制労働)
第2部 多文化共生の現状と認識(東ドイツ諸州における移民と統合政策―ブランデンブルク州を中心に;在日(日系)ブラジル人の現在の動向と意識
草加市からの報告
教科書の中の移民・難民・外国人労働者
多文化共生社会における「くに」と言葉―国家の狭間に育つ児童の現代的帰属意識
ドイツ移民政策の転換における「専門官」の役割について)

著者等紹介

増谷英樹[マスタニヒデキ]
1942年生まれ、東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。現在、獨協大学特任教授・東京外国語大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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