内容説明
アート分科会の活動の記録を収めるとともに、モノ学・感覚価値研究会が捉えている「もの」の広がりを美術の領域に持ち込み、これまでの美術言説や作品を捉え直そうとするものである。また、展覧会「物からモノへ」展の記録であると同時に、日本の伝統美術が育んできた特質を西洋由来の美術に接続し、共に活性化を図るためのマニフェストでもある。
目次
モノ学から見た「モノ・ケ・イロ(物気色)」
Artists and The Exhibition
蘇生する化石・跳梁する魂 大学博物館で現代美術展?京都大学総合博物館での「物からモノへ」展より
Discourses
モノ学・感覚価値研究会展覧会の意義 地球が生み出した美と人間が生み出す美
モノの気色(けしき)―物質性より立ち昇る精神の様相
Bibliography
モノ学・感覚価値研究会アート分科会開催記録
国際シンポジウム芸術部会