昭和一〇年代の文学場を考える―新人・太宰治・戦争文学

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  • サイズ A5判/ページ数 530,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784901988292
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C3095

内容説明

新しい方法論が照らす歴史の力学。アジア・太平洋戦争期と重なる昭和10年代の文学は、本当に不毛だったのか?特定の作家・作品・トピックにとどまらず、それらを取り囲む諸条件ごと同時代の視座から練りあげた問題構成に、メディア調査、言説分析、テクスト読解をクロスさせた成果!

目次

第1部(昭和一〇年代における題材と芥川賞―石川達三、「蒼氓」;文学青年から芥川賞作家へ―小田嶽夫「城外」と支那;不思議な暗合―“Sidotti物語”と太宰治「地球図」 ほか)
第2部(“現役作家=太宰治”へのまなざし;女流作家の隆盛/“喪の仕事”―「女生徒」;ドイツ文化との共振/“権力強化の物語”―「走れメロス」 ほか)
第3部(昭和一〇年代における“森鴎外”―太宰治「女の決闘」から/へ;日中戦争開戦直後・文学(者)の課題―小田嶽夫「泥河」・「さすらひ」
昭和一二年の報告文学言説―尾崎士郎『悲風千里』を視座として ほか)

著者等紹介

松本和也[マツモトカツヤ]
1974年茨城県に生まれる。2005年立教大学大学院文学研究科博士課程後期課程修了、博士(文学)。現在、信州大学人文学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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