内容説明
15,000年の人類の歴史。「自画像」とは人類にとって何なのか。ラスコーの壁画から忌野清志郎まで、自画像の意味を読み解き、「自画像以降」の行方を探る。
目次
プロローグ 自画像と人類史(人類史を見据える自画像;人類史のなかの自画像;自画像の誕生を促すもの)
1章 自画像がひらく三つの時代(自画像以前の時代―“古代”;自画像の時代―“近代”;自画像以降の時代―“現代”)
2章 日本の自画像(日本列島で作られた自画像;日本の自画像の発想源;日本の自画像の三つの流儀;日本の自刻像;日本近代の自画像)
3章 ヨーロッパの自画像(ヨーロッパの自画像の三つの系;ヨーロッパの自刻像)
エピローグ 現代と自画像(不在となった“自己”;独我論脱出の試み;“自画像”の外から)
著者等紹介
木下長宏[キノシタナガヒロ]
1939年生まれ。同志社大学大学院文学研究科(哲学・哲学史)修了。京都芸術短期大学教授を経て、1998年から2005年まで横浜国立大学教育人間科学部教授。現在、横浜で“土曜の午後のABC”を開講中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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