カンボジア・ゼロ年 (新版)

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  • サイズ B6判/ページ数 303p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784897722498
  • NDC分類 223.5
  • Cコード C0022

内容説明

カンボジアに約十年在住したポンショー神父は、「解放」当時プノンペンでの見聞と、その後の難民の話から、ポル・ポト政治の実態を描き出す。

目次

栄光の四月十七日―プノンペン陥落
「敗北者には禍あれ」―死の行進
くつがえされた果物篭―地方都市でも
十字架を負う人びと―強制退去後の運命
独立・主権―カンプチア革命のイデオロギー
はたらく集団―カンプチアの社会組織
「オンカーの恵み」―新しい価値観
カンプチアの文化革命―創造と破壊と
急進的な革命―あまりにも過激な
革命までの三十年―新指導者の横顔
すべての人民に幸福を?―人はなぜ逃げる
カンボジア・ゼロ年
どこへ行くカンプチア―一九七八年の情勢

著者等紹介

北畠霞[キタバタケカスミ]
1932年生れ。1956年京都大学法学部卒、毎日新聞社入社。1965~67年東南アジア特派員(サイゴン、ジャカルタ、バンコク)、1970~74年ワシントン特派員。その後、毎日新聞外信部副部長、ワシントン支局長、同論説委員。1985年~87年、TBSブリタニカ社『ニューズウィーク日本版』編集局長。1987~98年、神戸市外国語大学国際関係学科教授。1998~2005年、関西国際大学経営学部教授、同学長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ウメ

5
「ゲームの王国」の余韻さめやらず、参考文献からチョイス。クメール革命の真っ只中、ここまで実態を把握していたとは。都市の放棄、社会と政治の改造、文化の一新、宗教の禁止。これほど徹底的で急速に進めようとした改革は例を見ない。2020/01/16

偽教授

1
ポル・ポト政権がまだ実際に政権を握っていた頃に書かれ、当時の国際社会に衝撃を与えたクメール・ルージュ研究の古典。書いている人は親カンボジア派のフランス人でしかも共産主義者なのだが、それでも「いや、この政権もうダメだろどう考えても」という見解が貫かれていて笑える。2012/01/10

きょんちん

0
カンボジアに行った後か先か、議会図書室で借りて読んだ。

エスコルチア

0
邪魔者をすべて粛清すれば素晴らしい世界になるはずだったのにどうしてうまくいかないんだろう2023/05/14

Arte

0
カンボジア在住のフランス人宣教師の著者がクメール・ルージュの侵攻と支配について、インタビューなどを元に纏めたもので、初出1978年という早い段階で、今分かっていることの概略は既に把握されていたというか、むしろ今になっても詳細全貌は不明のままと言うべきか。国内向けラジオで堀った運河の長さや深さの発表してたりしたのね。2020/01/02

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