- ホーム
- > 和書
- > 人文
- > 文化・民俗
- > 文化・民俗事情(海外)
内容説明
一九三〇年代の上海で広告代理店を営み、欧米商品の宣伝・売込みに専念した著者が描く、顧客としての中国人像。
目次
好みにこだわるお客さま
足をみつけた支那のお嬢さん
儲けずに売って儲かる話
カモメが飢える港
セールスマンなしで売れる話
外国人の会社で働くには
オフィスの士気と風水
恐れおののいて従え
犬に嫌われる西洋人
魚と縄とスイカの種
新聞を読む少数の人々
ストレートとフラッシュ
支那の病人に錠剤を
フカのヒレとピータン
面子の問題
神聖はる飯椀
支那人は嘘をつかないか
米英の輸出業者と支那市場
一日にリンゴ一つ
世界は一つ
著者等紹介
クロウ,カール[クロウ,カール][Crow,Carl]
1884~1945年。米国ミズーリ州生まれ、ミズーリ大学でジャーナリズムを学んだ。辛亥革命の1911年に上海にわたった。上海で結婚し、新婚旅行を兼ねてフィリピンへ行ったり、日本にしばらく滞在して『日本と米国』(1916年)を著したりした後、いったん帰国してカリフォルニア州に落ち着いたが、1917年の米国の大戦参戦で戦時広報の仕事をすることになり再び上海に戻った。終戦後はそのまま上海に留まって広告代理店を開業、1937年に日本軍の砲艦の砲撃でオフィスの窓を壊されるまで、欧米商品の宣伝、売り込みに活躍した
新保民八[シンポタミハチ]
1901年生まれ。霊南坂教会神学校、同志社で学んだ後、米国留学しマーケティングを研究。花王石鹸常務を経て1949年、倉本長治氏とともに雑誌『商業界』創刊。1958年歿
山田侑平[ヤマダユウヘイ]
1938年生まれ。東京外国語大学中国語科卒。時事通信・共同通信記者としてロサンゼルス、ニューヨーク、ブリュッセルに駐在。人間総合科学大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。