北朝鮮の人権―世界人権宣言に照らして

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  • サイズ A5判/ページ数 394p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784897721965
  • NDC分類 316.1
  • Cコード C0036

内容説明

法律家が北朝鮮の人権状況を包括的に論じた歴史的文書。独自に取材した証言および厖大な資料をもとに、世界人権宣言の各条項に照らしてその問題点を具体的に指摘した。北朝鮮民衆の苦しみが痛い程伝わってくる人権ハンドブック。日本語版にあたり北朝鮮の現憲法・刑法を収録し詳細な訳注を附した。また原書刊行後の証言を巻末に引用紹介した。

目次

本書の目的と調査方法
歴史的背景
国際法上の義務
自由と平等(世界人権宣言第一条、二条、六条、七条)
生命(第三条)
拷問と非人道的処遇(第五条)
刑罰と裁判における適正手続き(第三条、八条、九条、一〇条、一一条)
拘禁と投獄(第九条)
プライバシー(第一二条)
移動
家族(第一六条)
財産(第一七条)
宗教(第一八条)
表現の自由(第一九条)
集会・結社の自由(第二〇条)
政治参加と選挙(第二一条)
経済的、社会的及び文化的権利

著者等紹介

小川晴久[オガワハルヒサ]
1941年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。専攻は中国哲学、東アジア思想史、朝鮮史。現在、二松学舎大学教授、東京大学名誉教授。「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」名誉共同代表

川人博[カワヒトヒロシ]
1949年生まれ。東京大学経済学部卒業。弁護士。東京大学教養学部「法と社会と人権」ゼミ講師。過労死弁護団全国連絡会議幹事長。「北朝鮮による拉致・人権問題にとりくむ法律家の会」幹事
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