内容説明
本書は、アジアという、日本にとっては文化的にも地理的にも、身近な地域を旅行されるあなたに、そこで一般的に存在する感染症や、SARSのようないわゆる新興感染症について、実際的で役に立つような、知識と情報を提供し、安全で、安心な旅をしていただくことを目的として編まれています。執筆した人は、すべて医師で、臨床や研究、JICA(国際協力機構)やNGOの活動で幅広くアジアを含む海外に渡航し、みずから感染症にかかった体験をもっていたり、そうした患者さんの治療にあたってきた人たちです。ですから、分かりやすく、実際に旅行する方の身にもなった、本づくりを十分に心がけました。
目次
感染症から身を守るために
旅行者下痢症とその対策
肝炎とその対策
マラリアとその対策
結核とその対策
HIV/AIDSとその対策
性行為感染症とその対策
破傷風とその対策
狂犬病とその対策
日本脳炎・デング熱とその対策
SARSとその対策
各種の寄生虫症、ヘビ咬傷など
著者等紹介
本田徹[ホンダトオル]
堀切中央病院長、SHARE代表、日本国際保健医療学会評議員
金子明[カネコアキラ]
東京女子医科大学国際環境・熱帯医学教室助教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。