内容説明
日本の伝承、民話の収集に努めたラフカディオ・ハーン。本書はその代表作『怪談』から、『耳なし芳一』『むじな』という有名な話から、『お貞の話』『青柳の話』といった愛ゆえに起きた不思議な話、さらには作者の原風景を描いたと思われる『日まわり』まで、8編の小説を収録している。
目次
The Story of Mimi‐Nashi‐Hoichi
Oshidori
The Story of O‐Tei
Mujina
A Dead Secret
The Story of Aoyagi
Jiu‐Roku‐Zakura
Riki‐Baka
Hi‐Mawari
著者等紹介
ハーン,ラフカディオ[ハーン,ラフカディオ][Hearn,Lafcadio]
1850‐1904。アイルランド人の父とギリシア人の母のもとに生まれる。イギリスとフランスで教育を受け、1869年に渡米。新聞記者として活躍する。1890年に来日し、翌年日本女性小泉節子と結婚。日本の民俗文化に魅せられ、帰化後は小泉八雲の名で日本をテーマとした数々の著作を残す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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アノニマス
8
短編なので非常に読みやすい。既読のものもあるが復習になって丁度良かった。「ひまわり」で幼い「ぼく」が妖精の輪の中で7年眠り続けた男の話をしていて小泉八雲さんは幼少期から不思議な話が好きだったんだなと思ったりした。ラダーシリーズにある作品はこれで最後なので手元にある日本語訳の方を読み始めようと思う。2023/10/03
Akky
3
★★ 外人が書いた日本の怪談。日本語で読んだ方がいいかな?あくまでも勉強用ということで2014/12/12
いわたん
0
昨日買って、そのまま読んでしまった。特に最後のHI-mawariは初めて読んだ作品で得した気分。ハーンの子供時代の思い出。2011/12/20