内容説明
21世紀の学生たちを教えているのに、ホワイトボードやマーカーのような過去のテクノロジーだけに頼った授業をしていませんか。こうした現状をかえたいと思っている人にとって、本書は様々なアイデアを提供します。
目次
第1部 研究編(ネットワーク時代の言語教育・言語学習;日本語文法認知診断Webテスト;学習者作文の習熟度に関する自動判定とWebシステムの開発について;CEFR読解指標に基づく日本語例文分類手法;Skypeによる遠隔セッションを取り入れた実践―Deep Active Learningの視点から;AIチュータの実現に向けて―誤用例文コーパスデータの構築と誤用文修正知識の習得)
第2部 実践編(反転授業を意識した教材開発のための実践授業;インターネットを活用した異文化間コミュニケーション能力育成をめざした日本語学習活動;デジタル・ストーリーテリング(DST)を用いた活動の可能性―多様な日本語教育の現場から
To combine knowledge and the real world―拡張現実を利用した日本語学習の試み)
第3部 ツール・コンテンツ編(行動中心アプローチにもとづいたヨーロッパにおける日本語オンラインテストの開発;漢字力診断テストによる日本語力の評価;メール作成タスクを用いた作文支援システム;継続的オーラルアセスメントの開発;漢越語データベースを活用した音声認識による漢語学習アプリの開発;継続的な学習につなげる日本語学習サイト―「ひろがる もっといろんな日本と日本語」;まるごと日本語オンラインコースの開発と運用―自学自習を継続させるための工夫とは;気持ちを伝える音声のWeb教材―「つたえるはつおん」;Fluency Calculatorによる口頭流暢性客観指標の算出とそれを用いた流暢性の継続的研究)
著者等紹介
當作靖彦[トウサクヤスヒコ]
カリフォルニア大学サンディエゴ校グローバル政策・戦略大学院教授
李在鎬[リジェホ]
早稲田大学大学院日本語教育研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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