内容説明
本書は、「複言語・複文化主義から英語教育の在り方を再考する」と題して2016年10月に開催されたシンポジウムの誌上再録を基に、新学習指導要領を論じ、これからの英語教育が進むべき道を探求した書である。日本学術会議が次期学習指導要領案について出した「提言」を巡っての座談会に加え、著者4名が新学習指導要領について述べた意見も掲載。英語教育改革の嵐の中で、何が教育として大切かを考える。
目次
複言語・複文化主義とCEFR、そしてCan Do
新学習指導要領について考えること
日本はどうして英語一辺倒主義になってしまったのか
新学習指導要領の危険性
英語を本気で勉強すれば英語偏重の問題点が見えてくる
新学習指導要領についての意見
母語と外国語を結びつけるのに必要な意識化―「文は構造を持つ」を例として
新学習指導要領を読んで
座談会 林徹×鳥飼玖美子×大津由紀雄×斎藤兆史「ことばのおもしろさに気づかせたい」
提言 ことばに対する能動的態度を育てる取り組み
4人組獅子奮迅録(その4)
著者等紹介
鳥飼玖美子[トリカイクミコ]
立教大学名誉教授。専門分野:英語教育学、言語コミュニケーション論、通訳翻訳学
大津由紀雄[オオツユキオ]
明海大学副学長、同大学複言語・複文化教育センター長、慶應義塾大学名誉教授。専門分野:言語の認知科学
江利川春雄[エリカワハルオ]
和歌山大学教育学部教授。専門分野:英語教育学、英語教育政策史
斎藤兆史[サイトウヨシフミ]
東京大学大学院教育学研究科教授。専門分野:英語文体論、英語教育、英学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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