ひつじ研究叢書
日本語の構造変化と文法化

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  • サイズ A5判/ページ数 276p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784894763517
  • NDC分類 815
  • Cコード C3081

内容説明

本書は、日本語における「構造」と「変化」という、2つのテーマを柱とする論文集である。

目次

形式名詞の文法化―名詞句としての特性から見る
形式名詞から形式副詞・取り立て詞へ―数量詞遊離構文との関連から
付加節から取り立てへの歴史変化の2つのパターン
例示を表す並列形式の歴史的変化―タリ・ナリをめぐって
第1種副助詞と程度修飾句―程度用法の構文とその形成
程度修飾をする「ほど」句の構造と機能
節の構造変化による接続助詞の形成
中世日本語の因果性接続助詞の消長―ニヨッテの接続助詞化を中心に
近代語における述部の構造変化と文法化
モノダ文における述語名詞モノの役割―文末名詞文の構造との関連性
「終止なり」の上代と中古―体系変化と成員

著者等紹介

青木博史[アオキヒロフミ]
1970年、福岡県生まれ。九州大学大学院文学研究科博士後期課程修了。日本学術振興会特別研究員を経て、京都府立大学文学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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