アメリカの教室に入ってみた―貧困地区の公立学校から超インクルーシブ教育まで

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アメリカの教室に入ってみた―貧困地区の公立学校から超インクルーシブ教育まで

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  • サイズ B6判/ページ数 220p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784894642423
  • NDC分類 372.53
  • Cコード C3037

出版社内容情報

こんなにも進んでいて、こんなにも遅れている教育の国、アメリカ――発達心理学者が教室に入り込んで体験した、貧困地区の公教育の実態、さらには小さな私立学校で行われる「超インクルーシブ教育」とは。アメリカ教育の光と影を通して、日本の教育の新しいかたちを考える。

「アメリカの教育は裕福な地域だけ見てもわからない。感性豊かな発達心理学者が、極貧の地域から裕福な地域の学校にまで深く入り込み、『インクルーシブ教育とは何か』を問う稀有な一冊」――鈴木 大裕『崩壊するアメリカの公教育 日本への警告』(岩波書店)著者 推薦!

第1部 貧困地区の公立学校─―公教育の崩壊

序 シラキュースという街

第1章 貧困地区の公立学校
第2章 貧困地区の子どもの体
第3章 貧困地区で暮らす子どもの言葉と思考
第4章 遊びが消える幼児教育
第5章 チャータースクールの光と影
第6章 日本との違い─子どもではなく教師・教育
補 章 アメリカ公教育の底力─トランスファー・ハイスクール

【番外編】学校ランチ事情
  (その1)ファストフード化するランチ、一斉に食べないランチ
  (その2)教師の指導

第2部 インクルーシブ教育の異なるかたち

第1章 公立小学校におけるインクルーシブ教育の実態
第2章 Mind your own business─自分のことをしっかりと
第3章 卒業式
第4章 優れたインクルーシブ保育に学ぶ
第5章 優れたインクルーシブ保育に学ぶ(その2)
第6章 インクルーシブ教育の異なるかたち

第3部 インクルーシブ教育の新しいかたち

第1章 小さな私立学校とインクルーシブ教育
第2章 New Schoolの概要
第3章 流動的異年齢教育
第4章 流動的異年齢教育を可能にするもの─個別化・協同化・プロジェクト化
第5章 流動的異年齢教育の意義
第6章 インクルーシブ教育の新しいかたち─違いを大事にしながらつながる

結び アメリカを通して日本の教室を考える

赤木 和重[アカギ カズシゲ]
1975年生まれ。神戸大学大学院人間発達環境学研究科准教授。京都大学教育学部卒業、滋賀大学大学院教育学研究科・神戸大学大学院総合人間科学研究科修了。博士(学術)。専門は、発達心理学・特別支援教育学。2015年春から1年間、アメリカ・ニューヨーク州にあるシラキュース大学教育学部において、客員研究員として研究を行う。

内容説明

新しいインクルーシブ教育のかたち。アメリカを通して日本の教室を考える。

目次

第1部 貧困地区の公立学校―公教育の崩壊(貧困地区の公立学校;貧困地区の子どもの体;貧困地区で暮らす子どもの言葉と思考 ほか)
第2部 インクルーシブ教育の異なるかたち(公立小学校におけるインクルーシブ教育の実態;Mind your own business―自分のことをしっかりと;卒業式 ほか)
第3部 インクルーシブ教育の新しいかたち(小さな私立学校とインクルーシブ教育;New Schoolの概要;流動的異年齢教育 ほか)

著者等紹介

赤木和重[アカギカズシゲ]
1975年生まれ。神戸大学大学院人間発達環境学研究科准教授。京都大学教育学部卒業、滋賀大学大学院教育学研究科・神戸大学大学院総合人間科学研究科修了。博士(学術)。専門は、発達心理学・特別支援教育学。2015年春から1年間、アメリカ・ニューヨーク州にあるシラキュース大学教育学部において、客員研究員として研究を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆう。

32
インクルーシブ教育といわれて久しいが、そもそもインク―シブとは何だろうとずっと考えていた。ただ教室に一緒にいることでも、同じ教育を同スピードで受けさせることでもないとは思ってきたけど。だから違いを尊重しながらつながる場としてあるという問題提起はとても新鮮だった。著者の冷静にアメリカと日本の教育についてとらえているところもよかった。2019/10/25

Akihiro Nishio

25
ニューヨーク州シラキュースという街で、インクルージブ教育の実践を見て回った記録。貧困地区(頑張っているが悲惨)と富裕地区の公教育の差や、私立の学校の雰囲気などを概観したのち、アメリカの差を気にしない文化(差があり過ぎて気にしてもしょうがいない)、そもそも子供同士の関係性が少ないことがインクルージブ教育導入に有利に働いていることを示す。さらにNew schoolという特別な小さな学校での体験を通じて、子供同士の関係性も大事にする教育の可能性を見せてくれる。しかし、公教育の自由競争の結果は悲惨と感じた。2017/05/24

香菜子(かなこ・Kanako)

20
アメリカの教室に入ってみた: 貧困地区の公立学校から超インクルーシブ教育まで。日本の学校関係者や教育関係者がアメリカの貧困地区の公立学校や超インクルーシブ教育から学べることは多い。日本の学校関係者や教育関係者はエリート意識と特権階級意識が強い人が多いから謙虚に学ぶ姿勢もあまりないし新しいことを取り入れるのにも時間がかかる。日本の学校関係者や教育関係者が無意味なエリート意識と特権階級意識を捨てない限り日本の学校教育はいつまでも進歩しないのかも。2022/08/15

佐藤一臣

20
インクルーシブ教育のアメリカ事例をエッセイで紹介したもの。発達心理の研究者兼インクルーシブ実践の小学校に娘を通わせている父親の観察は的を射ていてわかりやすい。個を前提としたアメリカの教育はインクルーシブ教育をしやすい土壌に感じたが、日本の場合は画一的な制度が教育の中心なので難しそう。同じ目標(評価水準)を目指すというエリート教育を文部科学省が180度転換しない限りインクルーシブ教育は浸透はしないでしょ。いくら個性、多様、グローバル、アクティブラーニングと叫んでも教師が疲れるだけ。2017/08/31

魚京童!

16
ゆーちゅーばーだった。やってみたらしい。良かったね。それで終わる。公教育が終わってた。自由だ。すべては自由だ。そういうことなんだと思う。アメリカには女神がいる。でも結局日本にはアマテラスがいるのだ。そういうことなんだと思う。富者はますます栄者に、貧者は貧者に。そもそも言葉がないよね。貧すれば鈍するのだ。お金なんていらないなんていえない。それでも自由が欲しいわけじゃない。もっとわくわくしていたい。でも最近やれてない。だからこそ今年は自分で決めることにした。また決めることにした。去年は流されるのが目的で、流さ2020/01/31

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