内容説明
呪いのために外を見ることもなかわず塔にこもり機を織り続けるシャロットの姫 ある日、鏡に映ったランスロット卿に一目で恋した姫の運命は…。19世紀の詩人アルフレッド・テニスンの幻想的で神秘的な「愛と死の物語」を綴る、詩。その独特の歌うようなリズムそのままに訳された美しい詩はジュヌヴィエーヴ・コテの繊細で優美な絵とともにアーサー王伝説の時代を魔法のように現代に蘇らせる。
著者等紹介
長井芳子[ナガイヨシコ]
慶應義塾大学文学部仏文科卒。バベル通信教育課程本科、英米文学科を経て、通学で児童文学、推理小説、日本語表現法の各科目を修了後、バベル講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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oldman獺祭魚翁
37
ふとしたことから、テニスンのシャロットの姫の絵をWeb上で観たので、あの詩を読みたくなり、この詩を著した絵本を見つけて読んでみました。英詩や漢詩はその韻律に惹かれて学生の頃好きだったのですが、英詩の方は社会へ出てからは、とんとご無沙汰で今回その英語での朗読っも聞く事が出来、久しぶりの胸躍る読書でした。この物語は基本的には「湖の騎士」と呼ばれたランスロット卿と、彼を恋い慕うエレインをモデルに書かれているが、ではエレインが 「シャロットの姫君」なのかは、判然としていない。2024/04/12
mayuri(Toli)
1
テニスンのこの詩とアーサー王伝説が好きだから読みました。 なかなかスルメな一冊で、読めば読むほど良さがわかる。最後の蝶になって飛び立つ姫の姿には、何とも言えない余韻を感じました。2011/11/13