内容説明
本邦初のゾラ書簡集。セザンヌ、ユゴー、フロベール、ドーデ、ゴンクール、テーヌ、モーパッサン、ツルゲーネフ、マネ、ミシュレ、ドレフュス…幅広く交際したゾラの手紙から、19世紀後半の文学、芸術界、ジャーナリズム、政治、社会の全貌が見える。図版多数。227通の手紙を訳出。
目次
1 青春時代―一八五八‐六〇年(十八‐二十歳)
2 作家としての出発―一八六一‐六九年(二十一‐二十九歳)
3 『ルーゴン=マッカール叢書』の始動―一八七〇‐七六年(三十‐三十六歳)
4 人気作家の誕生―一八七七‐八〇年(三十七‐四十歳)
5 試練と懐胎の時代―一八八一‐八四年(四十一‐四十四歳)
6 『ジェルミナール』とその波紋―一八八五‐八八年(四十五‐四十八歳)
7 『ルーゴン=マッカール叢書』の完結―一八八九‐九三年(四十九‐五十三歳)
8 『三都市』の季節―一八九四‐九七年(五十四‐五十七歳)
9 ドレフュス事件の中のゾラ―一八九八‐九九年(五十八‐五十九歳)
10 ユートピア文学に向けて―一九〇〇‐〇二年(六十‐六十二歳)
著者等紹介
ゾラ,エミール[ゾラ,エミール][Zola,´Emile]
1840年、パリに生まれる。フランスの作家・批評家。22歳ごろから小説や評論を書き始め、美術批評の筆も執り、マネを擁護した。1862年、アシェット書店広報部に就職するが、1866年に退職。1864年に短編集『ニノンへのコント』を出版、1865年に処女長編『クロードの告白』を出版。自然主義文学の総帥として論陣を張り、『実験小説論』(1880年)を書いた。1891年には文芸家協会会長に選出される
小倉孝誠[オグラコウセイ]
1956年生。1988年東京大学大学院博士課程中退。現在、慶應義塾大学教授。専門は、フランスの文学と文化史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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