内容説明
スイスの美しい村、ザーネン。２５年間にわたり、クリシュナムルティはこの地で毎夏、国際集会を開いてきた。本書はザーネンでの最後の集会を記念して刊行され、講話と質疑応答、集会の模様を伝える写真を収める。
目次
始めも終わりもない旅へ
パターンを壊す
言葉なしに見つめる
悲しみに終止符を打つ
計り知れない静寂
比較・罪悪感・創造
行動・暴力・病
安全・貧困・無限なるもの
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kazuki
1
心理的な［はからい］が終わるとき、そこになんともいえない自由な動きがあって、それは愛情に包まれた動きで、どんな自己防衛の意図もない、継続するどんな恐怖も存在しない、そんな生き方があるんだなって感じた。それは、既に死が無くなった精神であって、それ故に死ぬことを恐れない生き生きとした自由な精神だと感じた。読後感は本当にすごく温かい感覚に包まれた。p.152 の罪悪感についての話が、私にとって凄く新鮮なものだった。2019/10/21
