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内容説明
イタリア美術の歴史においてボッティチェリの“ヴィーナスの誕生”以上によく知られている作品は、レオナルド・ダ・ヴィンチの“モナ・リザ”くらいなものだろう。多くの人々に称えられ愛されてきたこの作品は、ロレンツォ・イル・マニフィコの黄金時代を完璧に映し出しているとともに、今なお人びとを魅惑し続ける不滅のアイコンでもある。しかし、西洋における世俗的絵画の最初期の傑作であるこの作品をはじめ、ボッティチェリの神話的・寓意的作品を解釈する作業はたやすいものではない。主題そのものも捉えにくいうえにさまざまな象徴や暗喩が込められている。優雅かつ洗練された作風によって完璧な理想美が称賛されているのだが、これらのどこをとってもいまだに解けない謎や神秘をはらんでいるのである。
目次
謎に満ちた名画
ロレンツォ・イル・マニフィコの時代
パッツィ家の陰謀
教皇とフィレンツェの和解―システィーナ礼拝堂のフレスコ画
“ヴィーナスの誕生”―その概要
図版:“ヴィーナスの誕生”(全図)
部分解説
著者等紹介
ズッフィ,ステファノ[ズッフィ,ステファノ] [Zuffi,Stefano]
1961年、ミラノ生まれ。美術史家。ミラノ大学卒業後、同大学大学院で中世・近代美術史を、ミラノ工科大学で博物館学を学ぶ。モンダドーリ・エレクタ(Mondadori Electa)社の編集顧問を経て、現在、活発な執筆活動を行っている
松下ゆう子[マツシタユウコ]
1953年生まれ。早稲田大学非常勤講師。早稲田大学文学部大学院博士課程修了。専門は西洋美術史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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