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内容説明
ティツィアーノが20代半ばに描いたこの傑作は、伝統的に『聖愛と俗愛』と呼ばれてきたが、この題名は、作品をめぐる謎を解くうえで手がかりになるわけではない。白い衣装を着けて観賞者のほうを見ている女性と彼女に視線を向けている裸体の女性とのあいだには、どんな関係があるのだろうか?「謎めいた容器」「水をかきまわすクピド」「植物をめぐる神話」「白いガウンの襞」「永遠の愛のランプ」…17のキーワードから名画を読み解く。
目次
法外な値のついた傑作
主題の謎をめぐる仮説―答えは水盤の底にあった
これほど愛からかけ離れた事件はない―戦争とある貴族の絞首刑からすべては始まった
快楽と結婚愛への誘い
輝かしき美女
ティツィアーノの愛と結婚
図版:『聖愛と俗愛』(全図)
部分解説(丘の上の城館と草むらの野兎;春の盛り;理想的な花嫁;花々と装身具―結婚のシンボル ほか)
年譜:ティツィアーノの生涯とその時代
著者等紹介
ズッフィ,ステファノ[ズッフィ,ステファノ] [Zuffi,Stefano]
1961年、ミラノ生まれ。美術史家。ミラノ大学卒業後、同大学大学院で中世・近代美術史を、ミラノ工科大学で博物館学を学ぶ。モンダドーリ・エレクタ(Mondadori Electa)社の編集顧問を経て、現在、活発な執筆活動を行っている
森田義之[モリタヨシユキ]
1948年生まれ。愛知県立芸術大学名誉教授。東京藝術大学大学院美術研究科修了
細野喜代[ホソノキヨ]
1968年生まれ。慶應義塾大学文学部講師。慶應義塾大学大学院文学研究科後期博士課程修了(美学美術史学専攻)。博士(美学)。専門はイタリア美術史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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