内容説明
2020年のその先へ!性の問題、ハラスメント、加齢、障がい者スポーツ、学校や組織での役割など、あらゆる場面の課題を考える。対象:スポーツ選手、スポーツ指導者、スポーツ・健康科学系の学生・研究者、学校現場、各スポーツ競技団体、スポーツ関連産業・企業など、スポーツにかかわるすべての人に。
目次
女性アスリートになる
第1部 女性スポーツの過去と現在をつなぐ(歴史のレンズを通して見た女性スポーツ;タイトル9、そしてその先へ―公民権と女性運動が女性スポーツに与えた影響;21世紀の女性スポーツ)
第2部 強い女性たち、子どもも大人も(あらゆる世代の女性のスポーツ参加の恩恵とリスク;生理学と女性アスリート:生物としての宿命なのか?)
第3部 女性、スポーツ、そして社会的立場(有色人種女性アスリートの経験;性自認と性指向―スポーツにおけるインクルージョンと偏見;女性スポーツと加齢;障がいをもつ女性とスポーツ;女性、スポーツ、性暴力)
第4部 スポーツ産業界の女性たち(女性、メディア、そしてスポーツ;スポーツ組織・団体における女性リーダー;高校スポーツ・カレッジスポーツに関連する職場における女性リーダー;女性スポーツの商品化とマーケティング;宗教と政治が女性スポーツに与える影響)
女性アスリートの未来を垣間見る
著者等紹介
スタウロウスキー,エレン・J.[スタウロウスキー,エレンJ.] [Staurowsky,Ellen J.]
ドレクセル大学スポーツマネジメント学部教授。カレッジスポーツビジネス、カレッジアスリートの権利、タイトル9とジェンダーエクイティの権威として名高い。これまで数多くの国内メディアに取り上げられ、歴史的なオバノン訴訟では証人を務めた。実践家と学者の両方で30年を超える経験を積み、数々の大学で大学対抗競技スポーツディレクターを、フィールドホッケー、女子ラクロス、男子サッカーでは大学対抗レベルでコーチを務めた。2011年にドレクセル大学に赴任する前はイサカカレッジの教授。同校には20年近く勤めた。女性とスポーツ、スポーツにおけるジェンダー問題、タイトルIXの法的基盤、スポーツの社会学、などの講義を受けもっている。College Sport Research Institute諮問委員、アーサイナスカレッジ評議員の他、様々な職能団体に所属し、かつて北米スポーツ社会学会(NASSS)の会長を務めたこともある
宮下充正[ミヤシタミツマサ]
東京大学名誉教授、学校法人日本教育財団首都医校校長。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。教育学博士
井上則子[イノウエノリコ]
津田塾大学学芸学部教授。東京学芸大学大学院教育学研究科修士課程修了、修士(教育学)
山田ゆかり[ヤマダユカリ]
総合型地域スポーツクラブ一般社団法人飛騨シューレ代表理事、津田塾大学非常勤講師、スポーツライター。94~96年インディアナ州立ボール大学、ジョージア州立大学訪問研究員を経て、子どもとスポーツ、女性とスポーツを主な視点として活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。