内容説明
“ダウン症告知後の苦しむ心を助けたい”“目をそらさず子どもと向き合ってもらいたい”と、ダウン症発達相談を20年余り続けてきた著者。13人のお母さんがたの繊細で力強い証言のほか、障害の有無にかかわらず、子どもの心を育てるために重要な、乳児期の意味について具体的に紹介。
目次
第1章 「ありのまま」を受け入れる(ハワイの宵の記憶;ことの始まり;マクガイア・メモリアルホームに真理佐を訪ねる ほか)
第2章 あなたたちは「希望」である―13人のお母さんたちの証言(数えないで引き出す;小さなきざしと可能性を見つめながら;それぞれの子どもにふさわしい次期がある ほか)
第3章 すべてのお母さんたちへ―子どもの「心」を育てるために(コミュニケーション能力を育てる;信頼感を育てる;ポジティブな情緒を育てる ほか)
著者等紹介
丹羽淑子[ニワヨシコ]
1913年広島県福山市に生まれる。1933年広島女学院専門学校英文科卒業。1952年アメリカGeorge Peabody College for Teachers卒業、BA(英語・英米文学)、MA(心理学)。1957年日本大学大学院文学研究科博士課程修了。1970年文学博士。1973年コロラド大学医学センター精神科にて研究員としてルネ・スピッツに師事。1952~54年広島女学院大学英文学科・専任講師。1954~79年東洋英和女学院短期大学英文科専任教授(1957~75年同大学学生部長・18年間)。1983~86年埼玉純真女子短期大学教授。1977年~花クリニック児童精神科ダウン症母子発達相談カウンセラー就任。2000年1月辞任
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