内容説明
一家総出で、19年間に85万匹ものオワンクラゲを採集した結果がノーベル賞へ。科学者としての冷静さ、執着心、探究心などが率直に語られた著者はじめての自伝。
目次
序章 ノーベル賞受賞の発表
第1章 私の生い立ち
第2章 学徒動員と長崎原爆体験
第3章 長崎薬専と長崎大学薬学部、そして名古屋大学理学部
第4章 結婚と渡米
第5章 帰国、そして再渡米
第6章 ジョンソン博士の退職とその後
第7章 1990年以後のこと
第8章 私のMBL退職後
第9章 ノーベル賞受賞と授賞式出席
第10章 日本での歓迎
著者等紹介
下村脩[シモムラオサム]
1928年(昭和3)京都府福知山で生まれる。父の勤務(陸軍)の関係で佐世保、満州、大阪に転居。1944年(昭和19)諌早市に疎開、旧制諌早中学転入、学徒動員、翌年動員中に原爆目撃。1948年(昭和23)長崎医科大学附属薬学専門部入学、1951年(昭和26)卒業、実験実習指導員。1955年(昭和30)名古屋大学理学部平田研究室の研究生、1956年(昭和31)ウミホタルルシフェリンを結晶化。1960年(昭和35)フルブライト留学生として渡米、プリンストン大学研究員。1961年(昭和36)フライデーハーバーで研究、イクオリンと緑色蛍光たんぱく質(GFP)発見。1963年(昭和38)帰国、名古屋大学水質科学研究施設助教授。1965年(昭和40)再び渡米、プリンストン大学上席研究員、イクオリン、GFP、その他の研究。1981年(昭和56)ウッヅホール海洋生物学研究所へ移籍、ボストン大学医学部学外教授、2001年(平成13)退職。2004年(平成16)ピアーズ賞受賞。2007年(平成19)朝日賞受賞。長崎大学名誉校友の称号を受ける。2008年(平成20)ウッヅホール海洋生物学研究所特別上席研究員、文化勲章受章、ノーベル化学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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