出版社内容情報
「左」と「右」の感覚をめぐる認識の不思議。
内容説明
左右が逆さに見えるめがねを2週間着け続けた著者自身の経験が、さまざまな左右問題を考えるきっかけになりました。本書では、そのような副産物を集めて表舞台に登場させることを目指します。視野を広げていろいろな左右現象を探ってゆくと、たくさんの興味深いトピックに出会います。そしてなぜか、それらは逆さめがねの世界と結びつくのです。
目次
さまざまな左右論
左右の発生
逆さめがね生活での「左」と「右」
地図の中の左と右
逆さめがねと認知地図
誰にとっての左右なのか
絵の中の左と右:時間の流れとの対応
利き手の問題
逆さめがねと利き手問題
鏡像問題の迷路の中へ
逆さめがねと鏡の問題
逆さに見れば
逆さまイマジネーション
著者等紹介
吉村浩一[ヨシムラヒロカズ]
1951年大阪市に生まれる。1975年京都大学教育学部卒業後、同大学院に進学し知覚心理学を専攻する。博士課程終了後、京都大学教養部助手、金沢大学文学部助教授を経て、現在明星大学人文学部教授。教育学博士
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