感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nobi
53
1910〜1960年代の抽象絵画の世界を概観し33人の画家が紹介されている。100頁足らずでも濃密な内容。ナチスによって絵画制作を禁じられる、一旦国家芸術にされながらレーニンによって批判される、戦争で多くの画家が欧から米へと移動、と緊迫した時代の中、彼らは世界各地でグループを結成し展示会を開き議論をしている。その緊張感、新しい絵画を生み出そうとする意欲が作品からも溢れてくるよう。峻厳な異界、ほのぼのとした色調・動き、書道の大家のような筆致、込められた哀悼の意等思ってもみなかった程多彩な世界が広がっている。2023/07/13
あいうえ
2
楽しい。大雑把な流れや抽象ってなんぞ?っていう理解には最適。2017/08/13
0422
1
とてもいい。まとめて学んだ。2016/12/15
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- 和書
- ミスキャスト 講談社文庫