内容説明
本書は、福祉施設職員、学校教員、職業リハビリテーション・就労支援関係機関の職員などが、地域に根ざした就労支援に携わるときに、「ジョブコーチ」についての基本を学べることを目的とした、入門書として書かれたものです。
目次
第1章 ジョブコーチのルーツを知る(援助付き雇用とは;米国の職業リハビリテーションシステム;個別リハビリテーション計画;サービス提供機関の決定 ほか)
第2章 ジョブコーチの役割と支援技術(日本では誰がジョブコーチか;ジョブコーチと就労支援の専門家;ジョブコーチの支援プロセス;ジョブコーチの基本的心構え ほか)
著者等紹介
小川浩[オガワヒロシ]
1959年東京生まれ。早稲田大学教育学部卒業。筑波大学大学院教育研究科障害児教育専攻修了(教育学修士)。1984年~1998年神奈川県総合リハビリテーションセンターにて、知的障害者更正施設生活指導員、職業前指導科職業指導員。1992年ヴァージニア・コモンウェルス大学リハビリテーション研究・研修所にてジョブコーチについて研修。1998年~社会福祉法人横浜やまびこの里・仲町台発達障害センター次長、援護就労プロジェクトリーダー
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感想・レビュー
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epitaph3
2
ジョブコーチと特別支援学校教員の関わりは似ている。事前の準備、仕事の教え方、ナチュラルサポートま、ジョブコーチの立ち位置、フォローアップ復習の部分も多々あるが、改めて、勉強になった。卒後の生徒のことを考えると、仕事以外の支援、ナチュラルサポートの部分が大きくて、そこをなにかできないかなと思う。これからの課題。2014/04/16
梅
1
名前だけ聞いた事のある仕事でした。入門ということで読ませてもらいました。とてもわかりやすい本でした。すぐに試せる内容がたくさんあり、今後実践する予定です。ジョブコーチはあくまでも利用者さんの影であるべきですが、企業の利益にも関係してくるので、縁の下の力持ちだと思いました。2012/12/05