内容説明
地中海に開かれた南仏プロヴァンスの港町。かつて「東方の門戸」と呼ばれたこの国際都市は、「移民の町」「不衛生で物騒な町」「マフィア暗躍都市」と偏見・蔑視でよそ者扱い!何故なのか?町を見守り続けた著者だからこその温かい眼差しで、2600年の歴史が語られる!
目次
序論 マルセイユをめぐる「他者性」言説
第1章 「フォカイア人の都市」または起源伝説
第2章 都市共和国への郷愁
第3章 自由港の永続的記憶
第4章 「東方の門戸」の表象と現実
第5章 「美観なき都市」へのまなざし
結論とあとがき
著者等紹介
深沢克己[フカサワカツミ]
1949年東京生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了、プロヴァンス第1大学(フランス)課程博士号。九州大学文学部助教授・教授を経て、1995年より東京大学大学院人文社会系研究科教授。ボルドー大学・ニース大学・南ブルターニュ大学客員教授を歴任。現在、東京大学名誉教授、京都産業大学文化学部客員教授。専門はフランス近世史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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