内容説明
照明デザイナーとして37年。東京国際フォーラムや東京駅丸の内駅舎保存・復原ライトアップなどの国内のビッグプロジェクトをはじめ、シンガポール中心市街地照明マスタープランなど海外プロジェクトも数多く手掛ける面出薫の光のデザイン論。
目次
建築照明/10の思想(光は素材である;照明器具は道具である;輝くべきものは建築であり人である;自然界のルールに学ぶ;光は時を視覚化する;空間の機能が光を選択する;光は機能を超えて気配を創る;場の連続性にこそドラマが生まれる;光は常にエコロジカルである;光=陰影をデザインする)
建築照明/27の作法(心の作法;頭の作法;手の作法)
著者等紹介
面出薫[メンデカオル]
1950年、東京に生まれる。東京藝術大学大学院修士課程を修了。1990年(株)ライティングプランナーズアソシエーツを設立、代表取締役。現在、武蔵野美術大学客員教授、東京藝術大学、東京大学、などの非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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S.S.Stripe
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照明デザインに現場で関わり続けた方による照明についての思想が込められた本。 照明器具の扱い方に関する考え方について読んだ時は目から鱗が落ちた気がしました。 また、照明に限らず実際の空間に成果が反映される仕事や創作に関してのお話も読んでいて身が引き締まる思いがしました。 何事も現場を蔑ろにしてはいけない。当たり前の事だけど忘れがちなことをこの本を読む事を通じて確認する事ができました。2024/02/16
TokU
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原理原則に則りわかりやすく記載されている。結局は、いろんな人を巻き込みながら、そのためにどのように伝えていくかという大切さがあると理解した。 全ての仕事に通じるところですが。2020/01/12
YuYu
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建築照明デザインについてのマインドセットがかかれている。どうあるべきかの思想とどうするべきかの作法は照明技術の発展や入れ替わりの激しい照明デザインにおいて役に立つ基本になると思う。面出さんを体験を通した照明の歴史は建築設計者にとって共感しやすく、わかりやすかった。2019/10/06
hide10
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「プロフェッショナル~仕事の流儀~」がそのまま書籍になったような一冊。タイトルは教科書のような印象だが、著者の37年の実務経験によってたどり着いた境地としての「作法」の指南書。私自身は建築・照明の素人だが、普段の生活で目にする「光」に尋常でない情熱を注ぐ著者の姿は大変輝きを放っていた。2018/08/29
Niohx
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照明屋さんと仕事をする上の基礎知識として読んだ。2018/07/07
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- 和書
- 江戸演劇史 〈下〉