内容説明
考古学を主軸に、文献史学・人類学・文化財科学・情報科学など関連諸科学の参加を得て、周縁地域社会の様相から中世の東アジア全体を一つのシステムとして見つめ直し、中央・周縁を含めた全体の共通性と地域別の差異、それぞれの全体における役割を明らかにし、それらが生じた過程・要因を探ろうと試みる。
目次
第1章 都市と交通路
第2章 生産と流通(ロクロ土器の生産と普及;鉄生産と土器の消滅;生産・流通の諸相)
第3章 人と情報の往来
第4章 城郭遺跡の展開
第5章 領域・境界・集団の形成
研究の総括と評価 周縁からのまなざし