内容説明
韓半島と日本の出土馬具資料から馬具製作技術や特徴を詳細に分析し、その技術伝播や製作集団の動向を総合的に検討することにより、古代における両地域間交流の実態、社会変容の諸相、地域間格差などを追及する。
目次
第1章 鐙にみる韓半島と日本(韓半島三国時代における鐙の展開と地域色;日本列島の鐙にみる地域間関係)
第2章 轡にみる韓半島と日本(韓半島三国時代の轡の地域色―とくに立聞用金具を中心として;日・韓両地域における〓(ひょう)轡の展開と地域色―おもに引手と銜の組み合わせから
「〓(ひょう)轡」からみた東アジアの馬具の系譜)
第3章 騎馬文化の展開と政治社会の形成
著者等紹介
張允禎[チョウインテイ]
1969年大韓民国慶尚北道清道郡生まれ。1995年釜山東亞大学校大学院史学科修士課程修了。2003年岡山大学大学院文化科学研究科修了。文学博士。1998・2004年奈良県立橿原考古学研究所・京都大学大学院文学研究科にて研修。現在、財団法人韓国文物研究院地表調査課長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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