内容説明
本書には、今もロシア人に愛唱されている代表的なヒットソングをまとめた。
目次
黒い瞳
カリンカ
ウラルのぐみの木
バイカル湖のほとり
長い道
こころ
カチューシャ
ともしび
青いプラトーク
道
モスクワ校外の夕べ
すずらん
つる
青い風船
真夜中のトロリーバス
アルバートの歌
紙の兵隊
わが人生の歌
百万本のバラ
恋のバカンス
著者等紹介
山之内重美[ヤマノウチシゲミ]
歌手、俳優、ロシア文化研究家。京都市出身。高校時代、コーラス部の休憩時間に友人たちと気ままなデュエットを楽しむうち、ロシアの歌に興味を持つ。大阪外国語大学ロシア語科在学中より演劇活動開始。早稲田大学大学院露文科修士課程修了。舞台・TV・ラジオで俳優として活動しながら、自らの訳詞をまじえライブ・コンサート活動を展開。1994年より、カルチャーセンター等でロシア語の歌唱指導も担当する。NHK軽音楽オーディション合格。ロシア・旧ソ連の音楽フェスティバルやTV番組に出演。1996~99年にロシア国営ラジオ局(モスクワ)勤務。「ヤーマチカ通信」発行
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
組織液
10
実際に紹介されている曲を聴きながら読みましたが、知らなかった曲で言えば「ウラルのグミの木」と「青いプラトーク」が好みでしたね。2022/06/25
けいちか
4
実は音痴である。なので、あまり歌は歌わない。そして、ロシアの歌をロシア語の歌詞で歌うのは至難の業である。一応タイトルを聞いただけで分かる曲も多かったが、自分では歌わないのである。2015/09/10
Miyoshi Hirotaka
3
20代にロシア語の達人の薫陶を受けた。大陸帰り、文学青年、元官僚、元左翼と背景は違うが、歌が上手かったのが共通点。原語で歌うことは語学トレーニングとして効果的。さらに、カラオケの前身の歌声喫茶でロシア語で歌えることはステイタスだったらしい。文化は受容したほうが元の形を残す。ロシアで忘れられた歌を日本人が愛唱しているのはロシア人の驚き。ロシア化した日本の歌を知ることはわれわれの驚き。時の試練と距離の障害を越えた文化交流の痕跡を見つけるのは楽しい。但し、大先輩の薫陶むなしく歌も言葉も下戸なのは不徳の極み。2012/07/13