目次
第1章 基本的な知識
第2章 卵巣を摘出する方へ
第3章 子宮を摘出する方へ
第4章 子宮頸部を円錐切除する方へ
第5章 術後の性生活を充実させるために
第6章 がんの診断・治療の影響
第7章 パートナーに知ってほしい10のこと
第8章 参考 性的興奮はどのようにして起こるのか?
著者等紹介
馬淵誠士[マブチセイジ]
大阪国際がんセンター婦人科部長・医学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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zoe
15
専門家による正しい情報が求められていることからできた本。子宮摘出と卵巣摘出では、ホルモンによる影響が異なる。円錐切除。抗ガン剤がパートナーへ与える影響。子宮摘出後に癒えるまでの時間が必要。小腸が傷口から出てきた例。2023/08/22
たくさん
0
私は性生活の経験がないのですがその分野にとても興味があります。卵巣や子宮の治療後でも性交渉ができるというのと自分がしたいと思うのというのはどういうのかの感覚がわからない。バルトリン線液やスキニー線の液がホルモンの都合で減ったり加齢によるものと同じように減ったりするならばローションを使うのもいいとあるけど、普通のペペローションを買えばいいのかなあとかよくわかる。やさしくとかあるけどどういうのが優しいのかとかよくわからない。一遍誰かに優しくするっていうのを試してみたいな。2024/01/18
knuuyy
0
この本の目的外ではあるけど、男性への法的性別変更の際に要求される生殖腺手術後の身体への影響について知りたくてこの本を読んでみた。例示されている手術の範囲は、卵巣摘出、付属器(卵巣卵管)摘出、単純子宮全摘出、広汎子宮全摘出など病気ごとに摘出の範囲は違うけれど、どれも術後十分に休息を取ったあとは、性交渉には問題がないよう。こうしてみると、子宮卵巣全摘というのは、他にはあまりない手術の範囲なのかも。(トランス男性が膣性交することもたまにある。性生活に限らず術後の影響など、あまり情報が豊富ではない)2023/10/08