ナチズムの芸術と美学を考える―偶像破壊(イコノクラスム)を超えて

個数:

ナチズムの芸術と美学を考える―偶像破壊(イコノクラスム)を超えて

  • 提携先に2冊在庫がございます。(2024年05月22日 21時22分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 324p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784883035823
  • NDC分類 702.34
  • Cコード C1070

内容説明

ナチズム芸術/モダニズムという二項対立は戦後の言説によって、強く規定されてきたのではないか。ナチズムの芸術表象について踏み込んで分析し、ナチズム芸術をもっぱら退行的とする議論やナチズムのイデオロギーからのみ語ろうとする単純化された議論を超えて、ナチズム芸術の多層性と同時代性、さらには現代性を明らかにし、ナチズムの脱神話化をはかる。

目次

第1章 戦後におけるエミール・ノルデの「非ナチ化」と神話化をめぐって(ノルデをめぐる問い;ノルデの反ユダヤ主義;ノルデとナチズム―第三帝国における「ドイツ美術」をめぐる議論;「描かれざる絵の神話」;終戦~冷戦期におけるドイツ美術の非ナチ化と国際美術復帰への努力)
第2章 第三帝国の「戦争画」を考える(戦後における第三帝国の「戦争画」の行方とそれをめぐる問い;第三帝国の「戦争画」プロジェクトについて;第三帝国の「戦争画」の目的と方針;第三帝国の「戦争画」作品;第三帝国の「戦争画」とナチズムのイデオロギー)
第3章 パウル・ルートヴィヒ・トロースト―ナチズム建築の起源をめぐって(ナチズム建築の創始者トロースト;「総統の第一の建築家」になるまで;総統と建築家;トローストの「汽船スタイル」;「汽船スタイル」からナチスの建築へ;保守とモダンの間で)
第4章 アルベルト・シュペーアの「廃墟価値の理論」(ナチズムの建築と廃墟への想像力;シュペーアの「廃墟価値の理論」と第三帝国の「建築絵画」;廃墟の時間性について;シェペーアの建築における時間性について)
第5章 ナチズムと崇高の美学(ナチズムについて崇高を語れるか;崇高と政治―近代の崇高論の限界;ナチズムにおける「政治の美学化」―「美」か、それとも「崇高」か;ナチズムと崇高)

著者等紹介

石田圭子[イシダケイコ]
埼玉県に生まれる。東京藝術大学大学院美術研究科博士課程修了。博士(美術)。現在、神戸大学大学院国際文化学研究科准教授。専攻は美学・芸術論、20世紀モダニズム美学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品