芸術の終焉のあと―現代芸術と歴史の境界

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芸術の終焉のあと―現代芸術と歴史の境界

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  • サイズ A5判/ページ数 368p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784883034178
  • NDC分類 701.1
  • Cコード C0070

出版社内容情報

巨匠のナラティヴによって芸術を定義しうる時代が終わったポスト・ヒストリカルな現代に可能な美術評論の原理とは? 芸術の哲学的歴史観を踏まえ、「芸術とはなにか」を探究したダントーの予言的著作ついに邦訳。

緒言 7
謝辞 14
第一章 序論 ――モダン、ポストモダン、コンテンポラリー 23
第二章 芸術の終焉のあとの三十年間 51
第三章 巨匠のナラティヴと評論の原理 80
第四章 モダニズムと純粋芸術批判 ――クレメント・グリーンバーグの歴史像 109
第五章 美学から美術評論へ 137
第六章 絵画、そして歴史の境界 ――純粋なものの消滅 167
第七章 ポップ・アートと過ぎ去った未来 192
第八章 絵画、政治、そしてポスト・ヒストリカルな芸術 218
第九章 モノクローム芸術の歴史博物館 244
第十章 美術館と渇いた大衆 278
第十一章 歴史のさまざまな様相 ――可能性と喜劇 303
訳注 345
解説 山田忠彰 348
あとがき 359
索引 I

アーサー・C・ダントー[アーサーシーダントー]
Arhtur C. Danto 1924-2013年。コロンビア大学名誉教授。著書にNietzsche as Philosopher (1965, 1980), Analytical Philosophy of History (1965, 1985), What Philosophy Is (1968, 1971), Analytical Philosophy of Knowledge (1968), Analytical Philosophy of Action (1973), Jean-Paul Sartre (1975, 1991), The Transfiguration of the Commonplace (1981), The Philosophical Disenfranchisement of Art (1986), The State of the Art (1987), Connections to the World (1989), Encounters and Reflections (1991), Beyond the Brillo Box (1992),

山田忠彰[ヤマダタダアキ]
1951年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。博士(文学)。現在、日本女子大学教授。専攻は倫理学・美学。主な著書に『ヘーゲル論―理性と他性』(批評社、1986年)、『エスト―エティカ―〈デザイン・ワールド〉と〈存在の美学〉』(ナカニシヤ出版、2009年)、『スタイルの詩学―倫理学と美学の交叉』(共編、ナカニシヤ出版、2000年)、『デザインのオントロギー―倫理学と美学の交響』(共編、ナカニシヤ出版、2007年)、主な訳書に、ヘーゲル『法の哲学(上・下)』(共訳、岩波書店、2000-2001年)、クローチェ/パレイゾン『エステティカ―イタリアの美学』(編訳、ナカニシヤ出版、2005年、第15回ピーコ・デッラ・ミランドラ賞受賞)、ヴァッティモ/ロヴァッティ編『弱い思考』(共訳、法政大学出版会、2012年)などがある。

河合大介[カワイダイスケ]

原友昭[ハラトモアキ]

粂和沙[クメカズサ]

内容説明

巨匠のナラティヴによって芸術を定義しうる時代が終わったポスト・ヒストリカルな現代に可能な美術評論の原理とは?芸術の哲学的歴史観を踏まえ、「芸術とはなにか」を探究したダントーの予言的著作、ついに邦訳。

目次

序論―モダン、ポストモダン、コンテンポラリー
芸術の終焉のあとの三十年間
巨匠のナラティヴと評論の原理
モダニズムと純粋芸術批判―クレメント・グリーンバーグの歴史像
美学から美術評論へ
絵画、そして歴史の境界―純粋なものの消滅
ポップ・アートと過ぎ去った未来
絵画、政治、そしてポスト・ヒストリカルな芸術
モノクローム芸術の歴史博物館
美術館と渇いた大衆
歴史のさまざまな様相―可能性と喜劇

著者等紹介

ダントー,アーサー・C.[ダントー,アーサーC.] [Danto,Arthur C.]
1924‐2013年。コロンビア大学名誉教授

山田忠彰[ヤマダタダアキ]
1951年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。博士(文学)。現在、日本女子大学教授。専攻は倫理学・美学。主な訳書に、クローチェ/パレイゾン『エステティカ―イタリアの美学』(編訳、ナカニシヤ出版、2005年、第15回ピーコ・デッラ・ミランドラ賞受賞)などがある

河合大介[カワイダイスケ]
1977年生まれ。成城大学大学院文学研究科博士課程後期単位取得満期退学。現在、東京文化財研究所客員研究員、成城大学文芸学部・日本大学理工学部非常勤講師。専攻は美学

原友昭[ハラトモアキ]
1976年生まれ。一橋大学大学院言語社会研究科博士課程後期単位取得満期退学。専攻はマイスター・エックハルトを中心としたドイツ神秘思想

粂和沙[クメカズサ]
1982年生まれ。日本女子大学大学院人間社会研究科博士課程後期単位取得満期退学。博士(文学)。現在、日本女子大学助教。専攻は西洋美術史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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kthyk

15
個人のセカンドハウスを数多く設計していた、小さなアトリエにようやっと就職した時代、ポストモダニズム建築の「建築の多様性と対立」を読み大ショックだった。ダントーは同時代のナラティブな視覚芸術の終焉を書いている。つまり、テーマはその後の現代芸術は如何に。ヴァザーリー以来、模倣・表現と続いた近代芸術のあと、ポスト・ヒストリカルは有るのか、無いのか。正直、読み取れていないが、「芸術作品は意味するのではなく、存在するのでなければならない。」という最近の主張に対し、断固、それは不可能と書いているところに深く共感した。2023/04/03

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