内容説明
本書では、犯罪現象の推移を明治期から現在までの時代の動きと関連させ、犯罪白書を素材として犯罪のありのままの姿を紹介し、治安対策を考える。また、犯罪者の社会復帰をもう一つのテーマとしてとりあげ、刑務所の生活の実態、保護観察など民間の協力体制、さらに、少年非行の特質と社会復帰についても検討する。
目次
序章 二つの主題
第1章 犯罪の動き
第2章 犯罪者の社会復帰
第3章 累犯の問題と犯罪の被害者の救済
第4章 少年の非行の特質
第5章 非行少年の社会復帰
追補 昭和60年から平成3年までの7年間の犯罪の動向と犯罪者の処遇