内容説明
ヨーガ療法ダルシャナとは、面接技法(カウンセリング)に匹敵する。それによって、クライアントの情報を収集し、情報に基づいて評価(アセスメント)を行う。その評価に従った介入目標の設定と達成方法を立案し、十分な説明を受けたクライアントの同意を得て、現代社会における心身両面の深刻な病からの脱客を援助する技法であり療法である。本書は、5000年の伝統の中で伝承されてきた理智の修正を目指す師弟間のダルシャナ技法と、現代臨床心理学が開発してきた各種技法とのコラボレーション技法であり世界初の「ヨーガ療法ダルシャナ教本」となる。
目次
第1章 序論
第2章 ヨーガ療法ダルシャナとは
第3章 インテーク(受理)面接
第4章 インフォームドコンセントと目標の一致
第5章 理智の修正に向けた理智教育
第6章 理智の修正
第7章 再教育と代替案の構成
第8章 終結
第9章 ヨーガ療法ダルシャナ事例
著者等紹介
鎌田穣[カマタミノル]
1994年大阪市立大学にて、アドラー心理学にもとづく親教育をテーマに、博士(学術)号取得。臨床心理士、精神保健福祉士、日本心身医学会認定医療心理士、(社)日本ヨーガ療法学会認定ヨーガ療法士、インド中央政府公認ヨーガ・セラピスト取得。専門はヨーガ療法、アドレリアン・カウンセリング&サイコセラピー、催眠、各種グループ療法。職歴は、昭和63年から黒川内科心理士として勤務し、現在に至る。その間、大阪府警察本部少年課資質調査係、田附興風会(タヅケコウフウカイ)北野病院神経精神科等の心理士も兼任。また、大阪市立大学、関西大学、佛教大学、上智大学グリーフケア研究所、聖トマス大学、吉備国際大学等で教鞭を取ってきた
木村慧心[キムラケイシン]
1947年群馬県前橋市生まれ。1969年東京教育大学理学部卒業。スワミ・ヨーゲシヴァラナンダ大師より聖名(ギヤーナ・ヨーギ)を拝受して得度し、ラージャ・ヨーガ・アチャルヤ(阿闍梨)となり、ラージャ・ヨーガ指導を開始。ヨーガや内観法をもとにヨーガ療法士養成講座等の研修会、講演活動等に従事。著書多数。一般社団法人日本ヨーガ療法学会理事長、一般社団法人日本アーユルヴェーダ学会理事、日本ヨーガ・ニケタン代表、日本ヴィヴェーカナンダ・ヨーガ・ケンドラ代表、一般社団法人日本統合医療学会業務執行理事、米子内観研修所所長等役職多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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