出版社内容情報
エスペラント語と賢治の関係は意外に知れらていない。生前は無名で生涯を終えた賢治だったが、世界で読まれることを強く夢み、推敲に推敲を重ねて原稿を書き続けていたことは知られている。『注文の多い料理店』に出てくる賢治が創り出した言葉「イーハトーヴォとは、イハテの卵?」(イハテというユートピア)はエスペラントをもじったことばである。賢治は、なぜイ-ハト-ブということばをつくったのか。なぜ、死後、世界的作家になりえたのか。エスペラントをキーワードに、賢治の軌跡と岩手の先人との出会いを検証しながら探ったのが本書である。
目次
1 東京体験とイーハトーブ
2 田鎖綱紀と宮沢賢治
3 新渡戸稲造と宮沢賢治
4 方言とエスペラント
5 ポラーノ広場
6 佐々木喜善と宮沢賢治
7 コスモスの所有者
内容説明
賢治が創り出したエスペラントをもじったことばをキーワードに、新渡戸稲造ら郷土の先人による影響を検証しながら、なぜ世界的作家になりえたかを探る。
目次
1 東京体験とイーハトーブ
2 田鎖綱紀と宮沢賢治
3 新渡戸稲造と宮沢賢治
4 方言とエスペラント
5 ポラーノの広場
6 佐々木喜善と宮沢賢治
7 コスモスの所持者
著者等紹介
佐藤竜一[サトウリュウイチ]
1958年岩手県生まれ。法政大学法学部卒業。編集者をしながら、中国・宮沢賢治・建築・地域問題などをテーマに執筆活動を展開
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