出版社内容情報
<百済><新羅><高句麗>……日本文化に大きな影響を与えた仏教の古里の寺院をくまなく歩いた歴史と隣人との出会いの旅――日本と同じ大乗仏教の流れにありながら、儒教国家の中で山奥へ追いやられた仏教。その歴史的な経緯と日本との繋がりを考えながら韓国の古寺を旅する。そのことによって仏教の輪郭や日韓の結びつきに言及。また、古寺紀行を楽しみながら韓国という国の枠組みについて考える入門書でもある。写真・図版多数。
●主な収録内容
曹渓寺―韓国仏教の総本山
修徳寺―現存する最古の木造建築
霊隠寺―つわものどもが夢の跡
法住寺―最古の木塔がある寺
灌燭寺―樹木に囲まれる石造弥勒菩薩
仏甲寺―百済最古の寺
松広寺―僧宝の寺
華厳寺―華厳の代表的な寺
通度寺―仏宝の寺
仏国寺―石造芸術の神髄
海印寺―法宝の寺
桃李寺―新羅最古の寺
直指寺―僧兵の寺
浮石寺―自然と一体となった寺
月精寺―文殊菩薩の道場ほか。
内容説明
「百済」「新羅」日本文化に大きな影響を与えた仏教の古里をくまなく歩いた歴史と隣人との出会いの旅。
目次
1 幾湖
2 湖西
3 湖南
4 嶺南
5 関東
6 ソウル
著者等紹介
桑野淳一[クワノジュンイチ]
1951年新潟県柏崎市生まれ。青山学院大学法学部国際政治専攻卒業、学生時代より海外の大学を足場に旅を続ける。本書は1999年夏に韓国の古寺を旅したものをまとめたものである。現在、「名古屋国際政治研究会」(名古屋大学)「東南アジア研究会」(南山大学)に参加。「三重国際文化交流の会」を主宰
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