内容説明
これはかつて誰も書かなかったインド、誰も書けなかった女の旅、誰もたどれなかった魂の旅路。―その悲惨、聖性、極限での魂のふれあい、出会い、別れ、死と再生―「生きるとはなにか」を問い続ける異色のノンフィクション紀行文学。
目次
そこがカルカッタ―寒さと飢えと路上の女たち
インド女性、サンディアとの不思議な出会い
母なるガンジス
理想郷から来た女性、サンディア
天国に一番近い盆地、カトマンドゥー
逝ってしまった女性(ひと)、安那の歌声
神の書記(チャネラー)と
聖霊降臨
此岸の体、サンディアの体温
ナマステ(さよなら)〔ほか〕