内容説明
文化政策を基礎から学びたい市民のための新テキスト誕生!「文化」と「政策」は、どのように関係するのだろうか?自由な個人の創造活動と、行政が策定する文化を管理する政策は共存できるのだろうか?これまで語られることのなかった市民の立場、視点から文化政策を捉える。
目次
第1部 基礎編 文化政策と文化行政(文化政策と文化行政;文化・芸術と文化政策の対象;国の文化政策と法整備の課題;自治体文化政策とコミュニティ創生;文化振興条例と基本計画の状況と理念;アートマネジメントがめざすもの;劇場、コンサートホールの仕事;文化政策・文化振興組織の多様性と指定管理者制度の課題)
第2部 発展編 文化多様性とアートマネジメント(感性の復権と文化的コモンズの形成;都市コモンズの悲劇を超えて;創造都市と「都市への権利」の相克;文化的コモンズとしてのゲノッセンシャフト;文化多様性とマイノリティの文化権;文化多様性条約の政治経済学;芸術の自立性と表現の自由;現代ドイツの文化政策から考える)
著者等紹介
藤野一夫[フジノカズオ]
芸術文化観光専門職大学副学長。神戸大学名誉教授。日本文化政策学会会長(第6期)、(公財)びわ湖芸術文化財団理事、(公財)神戸市民文化振興財団理事ほか文化審議会等の委員を多数兼任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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