目次
1章 新自由主義による国土と地域の再編(高度経済成長期に取り組まれた国土と地域の再編;新たに始まった国土と地域の再編 ほか)
2章 公共施設等総合管理計画の内容(公共施設等総合管理計画の背景;公共施設等総合管理計画の概要)
3章 公共施設等総合管理計画で示された削減目標の問題点(公共施設等総合管理計画の2タイプ;削減型自治体の特徴 ほか)
4章 公共施設のあり方を考える―公共施設を考える三つの視点(公共施設の長寿命化が基本;公共施設と生活圏との関係―「利用者の減少→統廃合」はなぜ誤りなのか ほか)
著者等紹介
中山徹[ナカヤマトオル]
1959年大阪生まれ、京都大学大学院博士課程修了、工学博士。現在、奈良女子大学生活環境学部教授。(社)大阪自治体問題研究所理事長。専門は、都市計画学、自治体政策学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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高度経済成長期以降,インフラ整備が進み,現在,老朽化が進んでいる.そのため,国が2013年11月に「インフラ長寿命化基本計画」を策定し,2014年1月には自治体に対して「公共施設等の総合的かつ計画的な管理による老朽化対策等の推進」を出した.これに伴い,自治体は「公共施設等総合管理計画」策定し,公共施設の再編を図る.要点は『長寿命化』と『施設の統廃合』である.今後,人口が減少し,税収が減る中,公共施設の維持管理に莫大な費用が掛かる.公共施設の再編には,市民ニーズ,財務状況を踏まえ,検討しなければならない.2017/09/21
Guro326
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★★★☆☆ 公共施設再編計画が、単なる削減になってはいけない。いけないんだけど、情勢的にそうなってしまっているのを、どうやって押しとどめるか。そのための、それを上回る理論付けが求められてると思うんだけど。2017/07/26