西洋古典叢書<br> ローマ皇帝群像〈3〉

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西洋古典叢書
ローマ皇帝群像〈3〉

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  • サイズ B6判/ページ数 355p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784876981830
  • NDC分類 288.493
  • Cコード C1322

内容説明

『ヒストリア・アウグスタ』の名で伝わるローマ皇帝の伝記集。ローマ五賢帝時代から3世紀末までの70名の皇帝、皇帝僭称者を扱い、数々のエピソードには小説よりも奇異とすべきものがあり、読み物としても無類に面白い。本分冊は、理想の皇帝とされたアレクサンデル・セウェルス帝の治世に始まり、主としてガリエヌスに対して反乱を起こした30人の簒奪僭主たちまで扱う。

目次

アレクサンデル・セウェルスの生涯(アエリウス・ランプリディウス)
二人のマクシミヌスの生涯(ユリウス・カピトリヌス)
三人のゴルディアヌスの生涯(ユリウス・カピトリヌス)
マクシムスとバルビヌスの生涯(ユリウス・カピトリヌス)
二人のウァレリアヌスの生涯(トレベリウス・ポリオ)
二人のガリエヌスの生涯(トレベリウス・ポリオ)
三〇人の僭称帝たちの生涯(トレベリウス・ポリオ)

著者等紹介

井上文則[イノウエフミノリ]
筑波大学大学院人文社会学研究科講師。1973年京都府生まれ。2001年京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了。京都大学博士(文学)。2005年日本学術振興会特別研究員を経て現職

桑山由文[クワヤマタダフミ]
京都女子大学文学部准教授。1970年京都府生まれ。1999年京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了。京都大学博士(文学)。2006年兵庫教育大学助手、講師、助教授を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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Homo Rudolfensis

17
☆4.0 史料としてはかなり信頼性が低いようで、脚注では訂正の嵐です。都合の良いように人物やエピソードを創作したり、話を盛ったり、といったことが度々見られるなんとも胡散臭い代物ですが、それがかえって物語として面白くしていて、読み物としては楽しめました。馬に走りで追いつくマクシミアヌス?や押し潰されそうなほどの宝石で装飾され、黄金の枷で引き回される女帝ゼノビアなど『ローマ人の物語』にも見られるエピソードがたくさんあるので塩野ファンにもおススメです。2022/01/18

roughfractus02

7
「3世紀の危機」は、ペルシアの台頭やゲルマン人の侵攻によってローマ軍の地位が高まり、元老院出身でない軍人出身の皇帝が頻繁に交代した時代であり、歴史資料も乏しい時期にあたるという。本巻の最後に記された三十人の僭称帝は、後世の研究では9人しか確認できず、その虚偽性が問題になるが、資料の欠乏だけでなくこの時期のガリエヌス帝に対する著者の批判が誇張された記述に表れているのかもしれない。この混乱を治めたディオクレティアヌス帝が敷いた先制君主政の下に生きた著者は、自らの時代の土台の脆弱さに踏み込もうとしたのだろうか?2022/07/03

刳森伸一

4
全体的に皇帝たちから小物感があふれているが、それぞれのエピソードは面白いものが多い。それはおそらく、仁君ではなく、愚帝や暴君が多いせいだろう。2016/02/17

白神 健吾

3
ゼミの発表に関するレジュメ作成のために読んだ一冊。 今回は特に ガリエヌス帝の章とその他の簒奪者について書かれた章をメインに読んだ。 これぞthe 西洋の歴史書と感じるような文面だが個人的には非常に面白かった だが、このヒストリア・アウグスタも100%完璧な史料ではないので読むときは全てを鵜呑みにしてはならないだろう。2015/06/23

Βουλγαροκτόνος

0
創作と思われる箇所はたしかに多いが、読んでいる分には面白い。ウァレリアヌス帝捕囚の経緯が散佚しているのが残念…。2023/05/02

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