内容説明
1932年9月、突如、日本軍により住民3千人余が虐殺された中国東北・平頂山事件。その全容解明と謝罪・賠償を求めて立ち上がった中国の生存者と日本人弁護士7人の記録。
目次
第1章 平頂山事件とはなにか(炭鉱の街・撫順;平頂山の街並み ほか)
第2章 平頂山事件を生きのびた人々(最後の“満月”;突然の「訪問者」たち ほか)
第3章 手探りで始まった裁判―「国家無答責」の壁に挑む(幸存者と日本人弁護士との出会い;中国人戦争被害賠償請求事件弁護団の結成 ほか)
第4章 信頼と和解―裁判が結びつけた人々の絆(「平頂山同胞殉難七〇周年公祭大会」への参加が転機に;控訴審の闘いへ ほか)
「愛人主義」の勝利―あとがきにかえて