内容説明
あの1945年8月、終戦直後、朝鮮の人々を満載して母国の釜山へ向かっていた浮島丸は、途中、舞鶴湾内で突然爆発、沈没した。失われた人命、5百数十人(日本政府)から3千人(韓国市民団体)。この惨劇を心に刻み、伝え続ける京都・舞鶴の草の根の記録。
目次
第1部 浮島丸事件(どういう事件だったのか;浮島丸事件を知るために)
第2部 浮島丸事件追悼活動のあゆみ(知らなかつた浮島丸事件;浮島丸事件犠牲者の追悼碑をつくろう;根本的な問い―なぜ私たちは追悼し継承するのか;浮島丸事件を語り伝える(映画「エイジアン・ブルー浮島丸サコン」;演劇「海を見つめる群像の物語」をつくる;韓国・光州市民との交流;舞鶴で開いた日・中・韓「東アジア国際平和シンポジウム」))
著者等紹介
品田茂[シナダシゲル]
1958年9月24日、京都府舞鶴市生まれ。茨城大学で歴史学(国際関係論)を学ぶ。1982年より舞鶴市役所に勤務。現在、舞鶴市職員労働組合副委員長、浮島丸殉難者を追悼する会事務局、「行け行け!かまぼこ調査隊」代表などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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