イラク・湾岸戦争の子どもたち―劣化ウラン弾は何をもたらしたか

個数:

イラク・湾岸戦争の子どもたち―劣化ウラン弾は何をもたらしたか

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年04月20日 10時27分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 158p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784874982815
  • NDC分類 367.6
  • Cコード C0036

内容説明

ブッシュ米大統領は、イラクを「悪の枢軸」と呼び、またも総攻撃の意図をちらつかせている。しかし―大統領。攻撃の命令を下す前に、ぜひともこの写真を見てほしい。劣化ウラン弾による白血病に苦しむ幼児の姿を。子ども専用墓地にえんえんと広がる小さな土饅頭を。頭部の欠損した無脳症児の閉じられぬ瞳を。

目次

1 湾岸戦争から10年
2 小児病院白血病専門病棟
3 生活のなかの子ども
湾岸戦争から10年、イラクは今・劣化ウラン弾―もう一つの“核戦争”(初めてのイラク行;黒髪を失った少女;劣化ウラン弾;非武装地帯―DMZ;地上戦;砂漠のトマトとキノコ;ベドウィン;子ども専用墓地;経済制裁の影響;アメリヤシェルター;白血病のサアド;少年の心に芽生える復讐心;ボロボロの机と教科書;誕生日を知らないムハンマド;七歳の少女ファーデル;子どもたちが死んでゆく;バスラの病院;無脳症の新生児;それでもイラクを攻撃するのか)

著者等紹介

森住卓[モリズミタカシ]
1951年生まれ。フォトジャーナリスト。基地、環境問題等をテーマに取材活動を行ってきた。1994年より世界の核実験場の被曝者を取材。5年にわたる旧ソ連セミパラチンスク核実験場の取材で、週刊現代「ドキュメント写真大賞」を受賞。99年に出版した『セミパラチンスク』(高文研)で日本ジャーナリスト会議特別賞、平和・協同ジャーナリスト基金奨励賞を受賞。98年より湾岸戦争で米英軍がイラクで使った劣化ウラン弾による人体への影響の取材を続け、外国人ジャーナリストとして初めてイラク・クウェート国境の非武装地帯に入り、『サピオ』『週刊プレーボーイ』『FRIDAY』などに作品を発表。99年、コソボの民族紛争でNATO軍が使用した劣化ウラン弾の被害についても取材をすすめている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

姉勤

16
IS(イスラム・ステイツ)。昨今、凶悪な動画とイスラム教の曲解で話題になっている舞台は、現イラクである。殺人衝動を満足させている彼らがイラク人ではないとしても、彼らに衣食住と武器を供給しているのは、 全てではなくても、やはりイラク人であろう。この素地は、湾岸戦争によるイラクの社会と軍事力の解体であることは分かりきった事実。本書で、溢れる笑顔をみせていた子供達と、劣化ウラン弾の影響を匂わせるショッキングな奇形児を家族に持った者たちの復讐。西洋社会とキリスト教徒への憎悪は、古のペルシャの叡智を塗り潰す。2014/10/27

スー

11
いつもネットで購入し届いたらページに何か挟まっていないか(以前ページを開いたら大量の髪の毛が落ちてきてビビった事があったので)、何か書かれていないかチェックするのですが一枚の写真に涙が止まらなくなり一気に読みました。その写真は無脳症の赤ちゃんでした。アメリカ軍が使用した劣化ウラン弾の影響です。他にも癌の発生率が17倍にもなり先天性の障害を持った子供の出生率は全体の26%になるそうです。制裁の為に医療品や食料が不足し毎日子供が亡くなります。アメリカはイラクに広島原爆の二万倍の放射能で汚染させました。2017/07/16

ソフトバンク

4
ほぼ写真集だが読み疲れ...「劣化ウラン弾は禁止」本書を読まずとも胸に刻んで下さい。非人道的武器にそもそも論を展開する人がいるが、そんなのをぶっちぎりで超越している。議論を待たずとも「とにかく禁止」という感覚でいい。進行中のシリア空爆でもロシア側が使ってるぽい。アメリカも禁止してるわけではないので使うかもしれない。そもそも他国の戦に首突っ込むなという論はさておき「劣化ウラン弾は禁止」イラク戦争でも使われてたので、あの辺は放射能汚染されてるのではないだろうか。2015/10/21

ホレイシア

3
読んだというか、見入ったというのが正直なところ。悲惨な写真もあるが、笑顔の子どもの写真もあって多少救われる感じ。文章はちょっと思想的な偏りがある気がする。それにしても、何で病院の図書コーナーにこのたぐいの本を置くかね。まあこうやって見るやつもいるから、いいのか。2011/10/06

田舎っぺ狸

1
劣化ウラン弾の恐怖をまざまざと見せつけさせられる。こんなひどい,核兵器と同等の兵器を創って使う,あるいは捨てるという人々,アメリカ軍,イギリス軍に使わせる人たちはほんと唾棄すべき人たちである。しかし,世界の権力と財力を持ち続け,今日もまた,人を殺し続けている,そしてそのことで銭もうけをしている人たちだから,だれも文句を言えないのだろう。当然,我が安倍ちゃんは,かがみ込んでその人たちの靴のごみをなめるしか能がないのだから,もうどうしようもない。2015/06/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/173626
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。