目次
なぜ「移動する子ども」学なのか
「移動する子ども」という記憶と社会
「移動する子ども」というフィールド
ことばとアイデンティティ―複数言語環境で成長する子どもたちの生を考える
名付けと名乗りの弁証法―くくり方を解体する
「移動する子ども」学の研究主題とは何か―複数言語環境で成長する子どもと親の記憶と語りから
「ことばの力」と「ことばの教育」―子どもの日本語教育のあり方を問う
「移動とことば」を昇華する―温又柔を読む
モバイル・ライブズを生きる―岩城けいの物語世界を読む
海に浮かんでいる感じ―モバイル・ライブズに生きる若者の語り
記憶と対話する―ある女性の半生の「移動する子ども」という記憶
人生とことばの風景―映画監督崔洋一のことばをめぐる語り
展望―実践の学としての「移動する子ども」学
著者等紹介
川上郁雄[カワカミイクオ]
早稲田大学大学院日本語教育研究科教授。オーストラリア・クイーンズランド州教育省・日本語教育アドバイザー(国際交流基金派遣日本語教育専門家)、宮城教育大学教授等を経て、2002年より現職。博士(文学、大阪大学)。専門は、日本語教育、文化人類学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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