目次
第1部 規則性と変則性のあいだ(日本語母語話者による英語メトニミー表現解釈における知識と文脈の役割;レトリックの認知構文論―効果的なくびき語法の成立基盤;創造的逸脱を支えるしくみ―Think differentの多層的意味解釈と参照のネットワーク;母語話者の内省とコーパスデータで乖離する容認度判断―the reason... is because...パターンが妥当と判断されるとき)
第2部 認知意味論の諸相(生物の和名・俗名における意味拡張;百科事典的意味の射程―ステレオタイプを中心に;現代日本語における名詞「名」の多義性をめぐって)
第3部 構文論の新展開(英語の接続詞when―「本質」さえ分かっていれば使いこなせるのか;打撃・接触を表す身体部位所有者上昇構文における前置詞の選択―hitを中心に;日本語における使役移動事象の言語化―開始時使役KICK場面を中心に;英語における中間構文を埋め込んだ虚構使役表現について;主要部内在型関係節構文の談話的基盤)
第4部 認知言語学から見た日本語文法(再帰と受身の有標性;再帰代用形「自分」とImage SELF―言語におけるリアリティをめぐって;非情の受身の固有性問題―認知文法の立場から;日本語受身文を捉えなおす―“変化”を表す構文としての受身文)
著者等紹介
森雄一[モリユウイチ]
成蹊大学文学部教授
西村義樹[ニシムラヨシキ]
東京大学大学院人文社会系研究科教授
長谷川明香[ハセガワサヤカ]
成蹊大学アジア太平洋研究センター客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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