出版社内容情報
初級日本語の93の文法項目について「ある文法項目と一緒に、こういう動詞がよく使われる」という指標を示し、その用法や意味を例文とともに丁寧に解説。実際の使用と教科書の実態が違うケースも。例文づくりの貴重な資料として。
日本語教師にとって例文の準備はとても重要。教科書掲載の動詞をそのまま教えていると「あんまりこれは使わないんじゃないか」という文ができてしまうことも。本書は初級で使われる93の文法項目について「ある文法項目と一緒に、こういう動詞がよく使われる」という指標を示し、その用法・意味を、例文とともに丁寧に解説。日本語の素顔が見えてくる。例文作り、教材作りの貴重な資料に。日本語文法研究の一助にも。
あいだ /う・よう /うちに /お~する(謙譲語) /お~になる(尊敬語) /終わる・終える
か /が /かもしれない /から /けど /ことがある /ことができる /ことにする /ことになる
させる・せる /し /ず・ずに /すぎる /そうだ(伝聞) /そうだ(様態)
た後・た後で /たい /たことがある・たことがない /たほうがいい /たまま /ために(目的) /たら /たり /だろう /つつある /続ける /つもり /てあげる /てある /ていく(時間的用法) /ていただく /ている /ているところだ /ておく /てから /てください /てくださる /てくる(時間的用法) /てくれる /
でしょう /てしまう /てはいけない・てはいけません /てほしい /てみる /ても /てもいい /てもらう /
てやる /と /と思う /とき(~るとき・~たとき)
な/ないか/ないで/ないでください/ながら/なくて/なくてもいい/なければいけない・なければならない/なさい/なら/にくい/にちがいない/ね/のだ・のです/ので/のに
ば/始める/はず
前・前に/ましょう/ましょうか/ませんか/まで・までに/みたいだ
やすい/やむ/よ/ようだ/ようにする/ようになる/よね
らしい/られる・れる(受け身)
形容詞+て+動詞/命令形
【著者紹介】
中俣尚己(なかまた・なおき)
1981年生まれ。大阪府出身。2009年大阪府立大学大学院人間社会学研究科博士後期課程修了。
博士(言語文化学)。京都外国語大学嘱託研究員、実践女子大学助教を経て、現在、京都教育大学講師。
著書に、『日本語並列表現の体系』(ひつじ書房,2015年2月予定)。論文に、「日本語並列節の体系― 「ば」・「し」・「て」・ 連用形の場合―」『日本語文法』(7巻1号,2007年)、「名詞句並列マーカーの体系的分析―「と」・「や」・「も」の差異に着目して―」『日本語の研究』(5巻1号,2009年)、「並列を表す接続詞の体系的分析」『日本語文法』(10巻1号,2010年)、「コーパス・ドライブン・アプローチによる日本語教育文法研究 ―「てある」と「ておく」を例として―」森篤嗣・庵功雄 (編)『日本語教育文法のための多様なアプローチ』(ひつじ書房,2011年10月)、「中国語話者による「も」構文の習得―「A もB もP」「A もP, B もP」構文に注目して―」『日本語教育』(156号,2013年)、「初級文法項目の生産性の可視化―動詞に接続する文法項目の場合―」『計量国語学』(29巻8号,2015年予定)。
内容説明
コーパス+教科書のデータを組み合わせて提示。93の項目の基本用法を、丁寧に解説。該当項目を見れば、どんな動詞と結びつくかがすぐわかる。豊富な例文を掲載。例文づくりに役立つ。眺めていてもワクワクするような、興味深い調査結果の提示。
目次
あいだ
う・よう
うちに
お~する(謙譲語)
お~になる(尊敬語)
終わる・終える
か
が
かもしれない
から〔ほか〕
著者等紹介
中俣尚己[ナカマタナオキ]
1981年生まれ。大阪府出身。2009年大阪府立大学大学院人間社会学研究科博士後期課程修了。博士(言語文化学)。京都外国語大学嘱託研究員、実践女子大学助教を経て、京都教育大学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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Nobu A