「移動する子どもたち」のことばの教育学

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「移動する子どもたち」のことばの教育学

  • 川上 郁雄【著】
  • 価格 ¥3,960(本体¥3,600)
  • くろしお出版(2011/02発売)
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  • サイズ A5判/ページ数 241p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784874245118
  • NDC分類 375.8
  • Cコード C0080

出版社内容情報

「移動する子どもたち」のことばの教育と生き方をテーマとし,日本において日本語を第二言語として学ぶJSL児童生徒を取り上げて,彼らのことばの教育と自己形成をどのように捉え,どのような教育実践を行うべきかを追究する。

本書は「移動する子どもたち」のことばの教育と生き方をテーマにしている。
「移動する子ども」とは(1)空間的に移動する子ども,(2)言語間を移動する子ども,(3)言語教育カテゴリー(第二言語教育,外国語教育,継承語教育,母語教育等)の間を移動する子どもという意味である。このような「移動する子ども」は現在,人の移動にともない世界中に急増している。本書では,主に,日本において日本語を第二言語として学ぶJSL児童生徒を取り上げて,「移動する子ども」のことばの教育と自己形成をどのように捉え,どのような教育実践を行っていくべきかを追究する。

序:「移動する子どもたち」のことばの教育を考える

第1部 なぜ「ことばの力」の把握が大切か
第1章 「移動する子どもたち」のことばの教育とは何か
第2章 ことばの力の捉え方が言語教育のあり方を決定する
第3章 子どものことばの力を把握することの意味とは

第2部 「移動する子どもたち」のことばの学びをどうデザインするか
第4章 「移動する子どもたち」とどう向き合い、実践を行なうのか―主体性と動態性の年少者日本語教育学―
第5章 実践と「教材」はどう結びつくのか―移動する子どもたち」への実践的教材論の試み―
第6章 学校教育環境を捉え直す―日本語教育コーディネーターの創設―

第3部 「移動する子どもたち」のアイデンティティと「ことばの力」
第7章 「移動する子どもたち」に必要な「ことばの力」を捉え直す
第8章 「移動する子どもたち」のアイデンティティの課題をどう捉えるか
第9章 「移動する子どもたち」への支援と連携とは何か
終 章 「移動する子ども」学の創発へ向けて―日本語教育学的語りと文化人類学的語りの節合―

【著者紹介】
川上郁雄(かわかみ・いくお)
早稲田大学大学院日本語教育研究科・教授
専門:日本語教育、文化人類学
1990年大阪大学大学院文学研究科博士課程単位取得。博士(文学)。オーストラリア・クイーンズランド州教育省日本語教育アドバイザー、宮城教育大学助教授・教授などを経て2003年より現職。国籍や言語や生活世界などにおいて、多様な背景をもつ子どもたちの「ことばの教育」(「移動する子ども」学)について研究を行っている。文部科学省「JSLカリキュラム」開発委員、同省「定住外国人の子どもの教育等に関する政策懇談会」委員。
編著書に『「移動する子どもたち」と日本語教育:日本語を母語としない子どもへのことばの教育を考える』『「移動する子どもたち」の考える力とリテラシー:主体性の年少者日本語教育学』『海の向こうの「移動する子どもたち」と日本語教育:動態性の年少者日本語教育学』(ともに明石書店)など。

目次

「移動する子どもたち」のことばの教育を考える
第1部 なぜ「ことばの力」の把握が大切か(「移動する子どもたち」のことばの教育とは何か;ことばの力の捉え方が言語教育のあり方を決定する;子どものことばの力を把握することの意味とは)
第2部 「移動する子どもたち」のことばの学びをどうデザインするか(「移動する子どもたち」とどう向き合い、実践を行うのか―主体性と動態性の年少者日本語教育学;実践と「教材」はどう結びつくのか―「移動する子どもたち」への実践的教材論の試み;学校教育環境を捉え直す―日本語教育コーディネーターの創設)
第3部 「移動する子どもたち」のアイデンティティと「ことばの力」(「移動する子どもたち」に必要な「ことばの力」を捉え直す;「移動する子どもたち」のアイデンティティの課題をどう捉えるか;「移動する子どもたち」への支援と連携とは何か)
「移動する子ども」学の創発へ向けて―日本語教育学的語りと文化人類学的語りの節合

著者等紹介

川上郁雄[カワカミイクオ]
早稲田大学大学院日本語教育研究科・教授。1990年大阪大学大学院文学研究科博士課程単位取得。博士(文学)。オーストラリア・クイーンズランド州教育省日本語教育アドバイザー、宮城教育大学教授などを経て、現職。専門は日本語教育、文化人類学。難民・移民研究、年少者日本語教育をフィールドに、「移動」と「ことば」を視点にした新しい「移動する子ども」学を提唱している。文部科学省「JSLカリキュラム」開発委員、同省「定住外国人の子どもの教育等に関する政策懇談会」委員を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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wannrenn

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実に重厚かつ濃厚な論考が多分に収められている。「「移動する子ども」学」の創発へ向けての「ことばの力」「ことばの教育」の在り方を先鋭的に捉え、「問い直し」が迫られる迫力の筆致は圧巻。年少者日本語教育の枠を超えたあらゆる言語教育に携わる人に手に取ってもらいたい一冊である。2012/01/16

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