出版社内容情報
〔否定〕がわかると英語の論理がみえてくる!
著名な言語学者が英語の否定を明快に解説。文否定と構成素否定、2重否定、部分否定と全体否定やfew,much,any,barely,only などの否定表現に関する謎を解く。推理小説のような面白さ!
目次
第1章 文否定と構成素否定
第2章 2重否定
第3章 部分否定と全体否定
第4章 Muchの不思議
第5章 Anyはどんな文に用いられるか?
第6章 A FewとFew(1)―「肯定」と「否定」
第7章 A FewとFew(2)―「含意」と「暗意」
第8章 Barely
第9章 Only
著者等紹介
久野〓[クノススム]
1964年にハーバード大学言語学科Ph.D.を取得し、同学科で40年間教鞭をとる。現在、ハーバード大学名誉教授
高見健一[タカミケンイチ]
1990年に東京都立大学文学博士号を取得し、静岡大学、東京都立大学を経て、学習院大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nobu A
3
「謎解き英文法」シリーズ4冊目。相変わらず認知負荷が高い本。部分否定と全体否定の線引きは時折難しい。また、「Many people come to NY every summer」と「Every summer, many people come to NY」に(倒置法でなく)どんな含意的差異があるか分かる人がどれだけいるだろうか。英語ネイティブでも少ないのでは。間違っていたら私の不勉強に喝をお願いします。知りたい方にはお勧め。隔靴掻痒の一冊。本著から得られるくらいの運用能力があれば見える世界が違うはず。2021/05/01