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目次
序章 近代日中関係における漢学者の位置―「隣人」から「後見人」への意識変遷
第1章 日清戦争前の「日清連衡論」―重野安繹「支那視察案」に関する考察
第2章 戊戌維新前夜の「日清同盟論」―西村天囚と張之洞をめぐって
第3章 義和団事件前後の「支那保全論」―西村天囚と劉坤一をめぐって
付録 1903年大阪来訪の張謇と内藤湖南及び西村天囚―内藤文庫所蔵未刊書簡考証
第4章 日露戦争前後の「満洲経営論」―内藤湖南の満洲軍占領地民政調査をめぐって
第5章 辛亥革命後の「支那管理論」―内藤湖南と熊希齢をめぐって
終章 「近代」への執着と反省―内藤湖南の中国観の射程
著者等紹介
陶徳民[トウトクミン]
1951年上海生まれ。復旦大学歴史学修士、大阪大学文学博士。近世近代日本漢学思想史・近代東アジア国際交渉史専攻。上海社会科学院歴史研究所助手、復旦大学歴史学部助手、マサチューセッツ州立ブリッジウォーター大学歴史学部助教授を経て、1999年4月より関西大学文学部教授。ハーバード大学E.O.ライシャワー日本研究所ポスト・ドクトラル・フェロー(1991‐1992)、渋沢栄一記念財団渋沢フェロー(2004‐2006)。プリンストン大学東アジア学部、立教大学法学部、エアランゲン・ニュルンベルク大学中国研究所および復旦大学アメリカ研究センターの客員研究員も務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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